外壁診断は自分でできる?塗装を依頼する前に確かめてみよう!
外壁診断とは「外壁塗装をする前にそもそも塗装が必要かどうか診断すること」です。その診断は自分でできるものなのでしょうか。今回はプロに依頼する前に、自己診断ができるのかどうか確かめていきたいと思います。外壁についての知識も蓄えながら、依頼の有無を検討してみてください。
外壁の症状を知って正しく対策しよう
新築で家を建てて数年経つと、外壁にいろいろな汚れや劣化が出てくるようになります。「このまま放っておいて大丈夫だろうか」と不安になる方もいるのではないでしょうか。この項目では、チェックすべきポイントを明記したので、ぜひ参考になさってください。
0.3mm以上のひび割れはないか
0.3mm以上のひび割れがある場合、貫通して水が浸入してくる可能性があります。放っておけば、雨漏りの原因にもつながるので、早めの対処が必要です。
色あせ
紫外線や材質の変化による経年劣化で、外壁が色あせてきてしまいます。色あせが目立つと、家が古く見え見た目にも影響します。また塗装の性能も落ちているので、塗り替えを検討する必要があります。
チョーキング現象
チョーキング現象とは、外壁の表面を触るとチョークの粉のようなものが出てきている状態のことを指します。塗料に含まれている顔料が、紫外線や雨風にさらされることによって、劣化して発生します。
外壁と似たカラーの粉が付いていた場合、この現象である可能性があり、外壁塗り替えのサインでもあります。
カビや苔などの汚れ
カビや苔が発生するということは、少し劣化が進んでいるというサインです。汚れがついた箇所から、どんどん広がっていくため、早めの対策が必要です。
木部や金属部のチェック方法は?
次に木部や金属部分の細かい箇所のチェック方法をみていきましょう。
木部のチェック方法
建物に使用される素材はさまざまですが、木材もあらゆる箇所で多く使われています。木材は人工的な素材とは違い、天然の木を加工しているため劣化もしやすい素材です。
湿度による膨張と伸縮がおこり、ひび割れが起きやすいのです。それに加え、木材に塗った塗装は、膨張・伸縮によって長持ちしづらいです。そのため、木部の部分は塗装が剥げていないか、ひび割れは起こしていないかといった点を、こまめにチェックする必要があります。
金属部のチェック方法
金属は外壁や屋根に多く使用されており、塗膜で加工し保護しています。しかし雨風などにより、経年劣化で塗膜の効果も弱くなり、直接金属部へ侵入してきます。それによってサビが発生し、そのまま放置しれば全体に広がって、簡単な修繕では間に合わず、屋根材全体を変えないといけない状態にまでなってしまいます。
そのため、定期的にサビが発生していないか点検を行い、必要であれば防サビ塗装や、表面の塗り替えが必要となってきます。
自分で診断ができない場合はプロにまかせてみよう!
ここまでポイントをお伝えしましたが、やはり自己診断では、不安で見落としがあるかもしれません。そんなときは、プロに外壁診断を任せてみるのも一つの手でしょう。外壁診断を依頼する際のポイントやプロに任せるメリットを紹介します。
外壁診断を依頼するときのポイント
・有資格者のいる業者かどうか
建設業許可と塗装技術士の資格を持っている人がいるのかどうか、確認する必要があります。どちらも公的な資格のため、この資格をもっているかどうかで、安心して依頼できる業者か判断できる材料になるでしょう。
・実績を公開しているか
依頼をする前に、業者のホームページを見てみましょう。施工事例などが掲載されていれば、自分の家と照らし合わせて、こういう風に仕上げてくれるのかといったイメージも湧きやすいでしょう。
また口コミなども掲載されていれば、その業者の良し悪しが利用者目線で書いてあるので、大いに参考になると思います。
・保証がしっかりしているか
塗装工事は万が一、不良があった場合でも、それが分かるのは施工してから数年後になります。そのため、工事後も保証期間を長く設けている業者を選ぶことをおすすめします。
・見積もりが適正価格か
見積書からも優良業者かそうでないかを見分けることができます。工事工程が細かに記載されているかなど、金額以外に具体的に詳細が書かれた見積書かどうか、確認する必要があります。
プロに依頼するメリット
・本当に塗装が必要かどうか分かる
築年数が経ったからといって、必ずしも外壁塗装が必要とは限らないのです。天気や手入れの仕方によって、外壁の状態は各家庭で異なります。
プロに診断してもらった結果塗装は、必要でないといわれる場合もあるので、一度診断してもらうと、無駄な出費をせずにすむかもしれません。
・被害を最小限にとどめられる
外壁は素人が見ても分かりませんが、思っている以上にダメージを受けています。しかしプロでしたら、そうした小さな劣化を見つけ、適切な対処法をしてくれます。そのため、プロに頼むことによって、被害が大きくなる前に対処することが可能です。
・今後のメンテナンス方法が分かる
プロに見てもらうことによって、その家にあったメンテナンス方法を知ることができます。住宅を長持ちさせる方法を知ることができ、なおかつ今後のメンテナンス時期も分かるので、計画的に修繕が行えて安心です。
まとめ
外壁や診断の有無について記載しましたが、いかがでしたか。どうしても経年劣化によって、汚れが出てくるので自分で判断できるとよいですよね。自分で判断できない場合には、プロに相談するようにしましょう。外壁塗装を検討している方は、この記事を参考に、ご自宅の外壁塗装が必要かどうか検討してみてください。
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